残念会

センバツ駒大苫小牧、出場辞退 夢奪われナイン涙
 「昨年、あれだけ世間を騒がせた。言い訳はできない」。今月23日開幕の第78回選抜高校野球大会の出場を辞退した駒大苫小牧高。3日会見した篠原勝昌校長は、決断の理由をそう表現した。同校は昨年8月の夏の甲子園連覇後に発覚した不祥事の後、外部有識者を交えた危機管理委員会を設置して再発防止に取り組んだ。しかし、3年生の軽率な行為はむなしく後輩たちの夢を阻んだ。
 ◇校長「言い訳はできない」
 小玉章紀副校長と2人で臨んだ会見は約30分。篠原校長は、昨夏の不祥事会見でも見せた合掌のポーズで経緯を説明し始めた。「大変心苦しいが、校長としての所見の一端を述べさせていただきたい」。センバツの辞退が語られると、向き合った約60人の報道陣からどよめきが起こった。続いて、監督、部長の辞表の受理と、自らの校長職辞職を一気に説明した。
 センバツの辞退を「一人で決めたわけではない」と強調する。この日、職員会議など計6回の会議を重ねた。「いろいろな考えの方がいる。全員が賛成ではなかった」。最後まで辞退に同意しない教職員もいた。「センバツに出る予定の1、2年生には何の罪もない」との考えからだった。
 8月の不祥事の際、全国優勝を取り消さない日本高野連の判断を「寛大な処置」として涙を流した篠原校長。今回は、高野連の判断の前に自ら辞退を決めた。「夏の大会と違い、センバツは心技体の調和が取れたチームが出場すると受け止めている。今のチームはそれにふさわしくない」と、神妙な面持ちでつぶやいた。
 ◇選手ら無言で下校
 再発防止を図れず、なお揺れる学園。センバツに出場予定だった1、2年生は体育館に集められ、篠原校長から辞退について説明を受けた。その後、食堂で夕食を取り、保護者らの車に分乗して下校した。選手たちの表情はこわばり、報道陣の問いかけには無言だった。保護者の一人は「校長の説明を聞いた。選手たちのほとんどは泣いていた」と様子を語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060304-00000018-mai-sociより一部)

このあと、一・二年生が残念会でつぼ八に行ったそうです。