最初からこんな話。

ら致被害者家族の会に批判のメールが来ている。小泉首相にねぎらいの言葉はないのか、という批判だ。
確かに前々から、文句ばっかり言ってるような感じは個人的にしていた。
家族が国家的犯罪に巻き込まれたのだから、相当なショックはあるだろうが、もう少し謙虚でいてもいいのかな、と思うところもある。
もちろん、こんなことは大っぴらには言えない。被害者であることには、間違いはない。
モラルの面で、こういう考えを持っていても、たとえ、大半の人が思っていても、そんなことは昔は言えなかった。
しかし、先日のイラク人質事件から、変わったような気がする。
数年前に、イラクの事件が起きていたら、多数意見として「なんとか無事でよかった」でよかった。「自業自得だ。迷惑かけやがって。」と思っていても、それは心の底で悪い悪魔が言っていただけだろう。
今は、インターネットが普及し、匿名で書けるBBSがいたるところにできて、言っちゃいけないようなことも平気で表現できる時代となった。
性悪説じゃないが、人間は悪いヤツだと、つくづく思える時代となった。
でも、たぶん、ちゃんと家族の会の人たちはちゃんと首相に感謝の言葉をかけてると思いますよ。