決戦前夜

去年の10月頃は、まだ元気だったんですよねえ。
どんな理由であれ、人を殴った人の話を笑うには時間が必要だと思います。
最初はみんな慣れませんが、時間が経てば、また昔に戻れると思います。
昔のVTRを見せるということからスタートするのも良いと思います。


いよいよ出発の時が近づいている。
今日は、都心部に出て旅支度、いろいろお買い物。


まず、お金を両替してきた。
ベトナムの通貨単位はドン(ベトナム・ドン、VND)。だが、ふつうにアメリカドルも使えるという。
この辺から日本に生まれてからどっぷり漬かっちゃってる私には慣れない。
俺は一万円札使ってるけど、子ども銀行のお金が使えたとしても面倒だ。
子ども銀行券だし。


考えてみれば、やはり生まれてはじめてのドル札だ。見るのさえ初めてかもしれない。
家の近くの銀行に行ったが両替は扱ってないというので、わざわざ地下鉄に乗って遠出した。
NHKのラジオを聴いていたら、1ドル=103円と言っていたのでおトクかなと思っていたら、実際はもうちょっと高かった。
銀行を通すとそうなるのだな。
それにしても、このお札。おもちゃみたいである。新札で自販機から出てきたので、まさに人生ゲームのお金のようなのだ。一見すると、日本のように優れた技術が取り入れられているようには見えない。第一、すかしもない。
決してやらないが、ふつうに素人でも印刷できそうな出来である。
こんなんでいいのだろうか。
人生ゲームのお札が実は忠実に再現されていることを逆に知った。


日本円とアメリカドルとベトナムドンで考えるので、頭が痛くなる。
安いのか、高いのか。
大雑把に言えば、1ドル=100円と考えれば、使える基準になる。
だが、1000ドンはだいたい7円なのだ。何なのだ、この中途半端さは。
数字も大きくなるのでまた混乱させる。
コーヒー一杯が5000ドンくらい。5000円もするのかとつい脳が勘違いしてしまう。
牛乳なんて1万ドンを超える。1万!?ボッタくりじゃないかとついつい思ってしまうが、よくよく考えると日本よりも安いのである。
これは、私が貧乏(性)だから招くものだ。
単に数字がデカくなるとびびってしまう。


明日の朝、札幌を出て、東京で1泊。もちろん、札幌は寒い。が、ここでいつものように着込んでしまうと、かなり荷物になる。
が、寒い。ベトナムは夏なのだが、東京は暖かいかと言えば、そうでもないはず。
とても難しいところなのだ。


この旅でどんな食べ物に会い、人に会い、おみやげを買ってくるのか。
楽しみだ。