♪どーする? ほっとくのが正解

誰か天龍源一郎のものまねしてくんねえかなあ。声質からいったら、原口あきまささんかな。
長州力武藤敬司橋本真也蝶野正洋は誰かやってるけど、意外と天龍さんは空いてるんだよねえ。


CDをレンタルしにGEOに行くと、「そういえば」と気付くことがある。
家の近くのGEOは、中身の入っていないパッケージをレジに持っていって、そこで、後ろの棚にあるCDと引き換える方式。きっと万引き防止だし、CDの在庫状況もわかりやすいから、良いシステムなんだと思う。CD自体も変に汚くない。
しかし、私がレジにいくと結構な確率で、時間がかかる。大量に借りるからではない。そのお店に一枚しか置いてないような、しかも、あまりメジャーなアーティストではないものをよく借りるからだ。
所詮アルバイトの方なので、満足にアーティストの名前も読めないことも多い。でも、仕方ない。バイトなのだから。私もそこまで望んでいない。
UZI(ウジ)が、「ユ」の棚にあったり、ZEEBRAが「ゼ」のところにあったり。UZIはまだしも、ZEEBRAは結構有名なような気もするが。でも、全然いいのだ。
かつて、研修生の方がかなり長い間探してくれたんだけど、どうしてもなくて、「すいません、お客さま。こちらのCDが見つからないようなのですが…」と言われて、「ウ」のところにないですかとアドバイスしてあげたら、見事見つかったということもあった。
今考えたら、俺ってヘンな(イヤな)客だろうな、と思う。
言いたいのは、レジで私の後ろに並ばない方がいいということ。私の後ろで舌打ちされても、俺の責任じゃねえっつーの。
私の前の中学生か高校生くらいの女の子のレンタルしたラインアップがたまたま見えちゃったら書くけど、6枚も借りたけど、結構精算まで早かったよ。
いわゆるJ-POPの定番!みたいな6枚で、浜崎あゆみとか中島美嘉とかじゃなかったかな。
あれ見た時は、ああ、若いっていいな、と思ったさ。俺もいわゆるJ-POPを聴いていた時期、音楽はPOPな人たちでしか成り立っていないと思い込んでいた時期もあったさ。誰しもあるんじゃない?
今の女子高生で最初に買ったCDが「レニー・クラビッツ」(今勝手にひらめいた名前)という人いないでしょ。相当な手練ですよ。


というわけで借りてきた3枚。
JHETTのアルバム「JHETT」と、DJ KAORIのMIX CD「DJ KAORI'S "RIDE" into the MIX」、般若の「根こそぎ (CCCD)」(ちなみに手間取ったのは、DJ KAORI。オムニバス扱いで、厳密に言えば、DJ KAORI名義ではないようだ)。


JHETTは、私の好きな音の一人だ。彼と最初の出会いは、たぶん「“Uh Uh......”feat.AI/baby be mine(CCCD)」だと思うが、何度もリピートして聴いた。他にも、AQUARIUSとしての「オボレタ街」も豪華な出演陣もあって、良い作品だった。
あまりR&B自体に興味はなかったが、SUITE CHICの別バージョンも聴いてみたかったし(ちなみに「Uh〜」のremixも好き。曲としてはほぼ同じだが、AIではなく、BIGZAMとP.H.が参加。このP.H.がイイ!「WHEN POP HITS THE LAB(CCCD)」に収録)、Heartsdalesも気になったし。
でも、やはり、先行シングルとして発売された「GET READY-Nite 2 Remember-feat.Sowelu&BIG-O」が良かった。BIG-OのラップはいらないのではとSoweluファンに言われそうだけど。実際、かなりの後半になってから、ちょっとだけラップしてるだけだし。
Soweluが良いと思う。かわいい顔して、なかなか歌がうまいと思う。顔は関係ないか。
Let's Get Together Now」の時はCHEMISTRYと比べて、「Soweluって誰やねん」と思ったけど、今は勝手にかなりの高評価です。


DJ KAORIのMIXは、どういうわけか今ごろになってレンタル解禁したようです。MIX CDとしてはかなり売れたことが話題になっていましたね。すぐに第2弾の「DJ KAORI’S“RIDE”into the PARTY(CCCD)」もリリースされました。
最初がEXILEで、最後はm-floで終わるのですが、途中にレゲエ陣や、ラッパ我リヤ餓鬼レンジャーTOKONA-Xなど濃い人たちも入っていたりして、変に偏りがなく、なかなか良くて面白いチョイスだと思いま
した。
しかし、全体的にさらーっと流れている印象があるので(それが狙いかも知れません)、もうちょっと緩急の差があってもいいかなあ、と思いました。生意気ながら。
でも、EXILEからTOKONA-Xに持っていったり、HI-Dからラッパ我リヤの「新時代」に持っていくのは、さすがというか、面白いなと思いました。


般若のCDは良かった。今まで勝手にイメージを抱いていましたが、そんなにイッちゃってる人じゃないなと感じました。案外、まともなこと言ってますね。
K DUB SHINEKREVAまで名前が歌詞カードまで出ちゃってますが(SMAPは消されてるのに)。
歌詞カードに記載はありませんが、「国際 Ver.」が面白かった。
「チワワが俺を見ている。♪どうする? ほっとく!」
そうなのだ。チワワが見てきたら、ほっとくのが正解なのだ。
声色を変えてラップしたり、面白おかしく演じている面もあるが、やはり、芯にはある種の狂気はある。
K DUB SHINEも面白いが、般若もまた違う面で、面白いと思った。


今日はここで終わろうと思ったが、流派-RでKM-MARKITが特集されていたので、興奮してしまって、また書いてしまった。
かなり前から注目しているが、実際どんな人物なのかわからなかった。また、それほど光を当てられるほどでもなかったのかもしれない。
ほとんどは客演作でしか耳にできなかったけど、でも、KM-MARKITはうまいなと思っていた。
で、とうとうアルバムを発売することになった。タイトルは「VIVID」。
顔もあんまり見たことなかったが、画面で見る限り、あんなにいい人そうだと思わなかった。
いいヤツだなあ。UBGなのに(語弊があるか)。ますます応援したくなった。
詳しくは、アルバム聴いてからまた書こうと思うけど、「未来への鍵」なんて泣けるね。
ZEEBRAの「未来への鍵」のリメイクということだけど(AKEEM、なつかし〜。ちなみにbirdが参加しているRemixも名作)、日本語ラップをリメイクするようになったのがすごい。98年って結構最近のような気もするけど。ちょっと聞いた感じでは、100パーセントそのまんまというわけでもなさそう(でも、リリックは近いというか、ZEEBRAのを受けて書いてるというか)なので、聴いてみたい。
正直、この人は売れてほしい。顔は「ちょいイケメン」とか変な推し方をしていたが、顔から言っても「いいヤツそう〜」という雰囲気だし、何よりラップがうまいので、よろしくお願いします。