S.D.S.T.

今日から、仙台で彼女と暮らすことになった。
本当は、札幌からJRで来たかったのだが、引っ越しの手伝いを早い時間からしなくちゃいけなかったので、一番早い時間の飛行機で飛んできた。どうも飛行機というものが苦手で、ずっと窓から下を覗いたり、あたりを見回していたりしたのだが、その落ち着かない行動と怪しいヒゲ面のおかげか、スチュワーデスにずっと見られていた(気がする)。こんな飛行機がイヤな俺のためにも、ぜひ機内放送の充実と、飲み物(俺はいつもジュースを飲んでいる)の飲み放題制、しかも、席に一つ一つついていて、いちいちお姉さんを呼ばなくてもいいシステムにしてほしい。


部屋や暮らしのことは置いておいて、私の新しい居場所はとても住みよい場所である。もちろん、住所は書かないが、東北地方で一番大きい中心街、仙台駅に近い。札幌の家は、札幌駅にしろ、大通りにしろ、地下鉄を使わないと不便な場所にあった。今は、歩いてでもなんとか行けるし、自転車ならすぐそこだ。
交通も便利で、バス停はもちろん、なんとJRの駅がすぐそこだ。これは札幌では考えられないこと。札幌はもっぱら地下鉄で、JRは沿線近くに住んでいる人しか利用しない。やろうと思えば、ここから関口知宏よろしく、日本中どこでもいけるわけだ(それから、走っている新幹線を普通に見ることができて、素直に感動してしまった)。


私はシティーボーイなので、田舎の何もない風景より、都会が好きだ。したがって、意味もなくぶらっと中心街まで行って、暇つぶしができるなんて信じられないことだ。しかも、品揃えのいいTSUTAYAもすぐ近くに2店もある。かといって、私の住む部屋の周辺は、閑静なところで、趣きもあるところなので、ほんと理想的なのだ。
家の近くに大都会があるとは、なんていい場所なのだろう。