あれ?秋葉原の境界線

ちょっと前に、レコードを順々に両手でサッサッと上に持ち上げてレコードを探す人になりたいと書いたけど、実際に見てみると、ちょっと考えさせるわ。


仙台駅の東口にあるホールで、中古のCDとレコード販売会があったので、行ってきました。仙台駅は、西口からものすごい都会が広がっているんだけど、東側は結構淋しい感じになっていて(これから開発するみたい)、その東側でやるわけだから、誰も来ないと思っていました。


3時からスタートしたらしく、私は夕方から行ったのですが、意外にたくさんの人が来てました。ホテルのホールに雑然とCDとレコードが入った段ボール箱が並んでいる感じなんだけど、みんな、サッサッやってる。しかも、どこか必死なんだよなあ。ちょっとアキバ系なにおいも感じさせるのよ。売ってるものは、全然アニメ系ではなくて、ビートルズ系、ジャズが多くて、クラシックがあったり、洋楽があったりして、いわゆる音楽好きな人が好きな音楽が集まっているのね。


当然、そういう音楽好きな人には好感もてるし、ちょっとした尊敬みたいなものもあるし、おしゃれだと思うんだけど、今日の光景を見ると「あれ?アキバ系と何が違うんだろう?」と不安に思ってきた。


一つ気付いたのは、DJっぽい感じの若い兄ちゃんがジャズのレコードあさっているのはカッコいいんだけど、そうでない、うだつの上がらない感じのおっさん、いかにも中古CD屋やってますという感じのおっさんがレコードをサッサッやってるのが、「あれ?違うかも?」って思うんだな。


友達と来てるわけでもないから、みんな真剣にサッサッやってる。人は多いんだけど、妙に静か。ちょっと殺伐とした空気も流れてる。前から楽しみにしていたイベントだったけど、空気が「あれ?」と思ったのと、探している日本語ラップ系のCDがほとんどなかったので、これ↓だけ買って、帰って来ました。


洋楽のHIPHOPやR&Bはたくさんあったのに、日本のHIPHOP作品は数えられる程しかありませんでした。J-POP好きな人にも敬遠され、音楽愛好家からも相手にされず、日本語ラップファンは、肩身が狭いです。