オリンピック・プロパガンダ / チンピラのスポーツ

オリンピックがはじまっている。


毎年、夏冬あわせていろんな開催地で、時差もありながらも、どういうわけか開会式だけはちゃんとリアルタイムで見ている。今年は早朝4時からでさすがに見られないなと思っていたら、その日に限って偶然目が覚めた。
世界各地の人間が一堂に会してお祭り騒ぎという、なんて平和なことなんだろうな(それが、外面だけたとしても)と思っていつもハッピーな気分になれる。だから、開会式だけは見たいのだが、オノ・ヨーコ氏が出てきて、やれジョン・レノンだ、イマジンだと言い出した瞬間、「ベタな…」と思った。
それはやっちゃいけないだろう。


今回のオリンピックは、日本勢がダメだ。もちろんがんばっているが、結果がついてこない。これは二つポイントがあると思う。
一つは、審査員と日本の戦い方の姿勢にズレがあるということ。モーグルにしても、ハーフパイプにしても、まだ歴史が浅いため、どうしたらいいかまだつかめてないところがあると思う。
速さかつ美しさが求められる競技なのだから、どちらのポイントにも重点を置くべきだと思うが、日本は大技を決めることに特に力を入れたと思う。
しかし、それは今回あまり報われなかった。得策ではなかった。
結局はミスすれば、がっつりマイナスされるだけで、大技を決めたところでそれほどプラスにならなかった。なんだかんだ言っても、採点は減点法なんでしょ?
他の国のように、一見地味でも基本に忠実に滑った人が勝った。
スタートラインに立つ前から勝負は決まっていたのではないだろうか。


もう一つは、日本勢はメダルを取れるとやたら報道されたことだ。選手に過度なプレッシャーがかかるということではない。実際に見てわかった。日本のレベルはまだまだ下だった。他の国の滑りをまざまざと見せつけられた。日本は全然大したことなかったのだ。
この思い込ませは、プロパガンダと言っても良いだろう。私たちはすっかり日本はメダルを取れると刷り込まれていたのだ。
かつての戦時中の話を思い出した。日本は強いと思っていたが、それは間違いだった。外国はもっとすごいのだ。トップクラスのアスリートは、余裕を持って、なんて優雅に美しく滑るのだろう。


成田童夢が特攻隊とはさすがに言わないが、前フリとオチをつけてくれました。スノーボードを悪く言う気持ちは全くないが、やはり歴史が浅いこともあって、言葉は悪いがチンピラのスポーツだと思った。ちゃらちゃらした人が多いのね。見た目もそうだけど、審査員にブーイングするスポーツなんてあり?
お客を煽ったり、調子に乗ったりは外国人がやるとかっこいいんだけど、やっぱ日本人にあのスタイルは合わない。所詮、「ちゃらちゃらしてる」「浮わついてる」と言われてしまう。


あと、テレビ局各局はちゃんと話し合って競技を放送してほしい。リアルタイムに放送したり、録画でやったり。どの局でも放送してなかったり、同時に放送していたり。
われわれ、BSもCSも受信してない人たちを馬鹿にしている。最新情報はインターネットで勝手に見てくれってか?