東北の秘湯にエロを感じる男

仙台のテレビ局TBC(TBS系)が放送している「東北の秘湯」という番組がある。
これがエロいのだ。
全然エロくないんだけど、エロいのだ。


放送している時間は、木曜日の19:54分からのいわゆる5分番組。うたばんの前の番組なので、全然エロい時間じゃない。
演出も全然エロくない。ただただ東北の秘湯をじっくり伝えるという姿勢だ。ビフォーアフターみたいな作りである。


当然、湯に入る人間がいるのだが、もちろん女性。だいたい一人入るようだが、旅館の許可を得た上でタオルを巻いているので、イヤらしいところは全く見えない。胸の谷間さえもほとんど見えない。


静かに始まり、静かに終っていく番組で、局としてもさほど一押ししている番組でもないのだが、私は、良く言えば感受性豊か、まあ、ど変態で穿った人生ですから、全然エロくないからこそ、エロく感じてしまう。


まず、タイトル「東北の秘湯」というフォントがまずエロい。いや、エロくないんすよ。ただ、オレンジのようなピンクのような変な色で、筆文字で「東北の秘湯」と画面に出るから、なんかエロい。


普通、温泉番組といえば、和服の似合うような、いわゆる大和撫子、和風美人の人を持ってきそうなものだけど、これが今風の普通の人なのよ。かといって、ギャルじゃない。古風でもない。モデル風でもなくて、うまく表現できないんだけど、なんかエロい。
普通にいそうな美人で、また、このカメラの撮り方も確信犯だと思うんだけど、なんか、彼女と一緒に入ってる目線で撮るのよ。ほんの何秒かだけね。
これがエロいのよ。いや、全然エロくないのよ。ただ、俺にはエロく見えるのね。


5分番組なんだけど、もったいないなあ。もっと見たいんだよなあ。


温泉に入ってる湯けむり美女なんて全然興味なかったけど(「湯けむり」って生まれてはじめて言った気がする)、俺もオヤジ化したのかなあ。温泉に入る姿だったら、裸の方が興味ありますよ。でも、大人になるとそういう傾向になるのかなあ。肉料理から魚料理に移るように。
もしかしたら、俺のそういう過渡期にぴったりの番組なのかもしれない。


それにしても、あのキャスティングの妙は見事。