誰が俺の顔に何千円も払うか / TSUTAYAに騙された
前にも書いたような気がするけど、やっぱり思うから、もう一度書こう。
写真代って高くねえかい?
面接で全身写真が必要だからというので、写真を撮ることになった。札幌にいたときは、うちの近くの写真館に行っていたが、仙台では初撮影なので、まず写真屋さんをネットで探すことから始まった。
ネットのタウンページで検索すると、180件くらい出てうんざりしたのだが、家に近い順に調べていき、電話をかけ、値段を聞き、お店を聞いた。
前にも同じような写真を撮ったことがあり、そこと似たような価格だったのが決め手だったが、他の宣材写真やオーディションの写真を撮るような写真屋さんは、ほんと高い。
アナウンサーの採用試験なんかに送るための写真なんて、履歴書に貼る写真などもろもろ込みで1万円近くかかるんだな。
もうそこで、貧乏人は淘汰されるじゃん。所詮、金持ちかコネのあるヤツしかなれねえ職業なのさ。
「やっぱ人間、中身でしょ」と思っている中身のない俺なんで、写真なんてどうでもいいわけ。でも、送られた方がイヤな気持ちになるというから、俺はちゃんと写真屋さんで写真撮るんだけどさ、もうひとつのポイントが、「一枚数千円出して撮るほどの顔か」ということ。
いわゆるスナップ写真(L版というらしい)サイズに2625円払ったんだけど、なぜ俺が俺に2625円払わなきゃいけないのか(しかも、送るので手元にすら残らない)。アイドルの写真集買うほうがよっぽど得じゃねえか。
↓こんなのと大して変わらねえ…。
- 作者: 橋本雅司
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2005/11/26
- メディア: 大型本
- クリック: 103回
- この商品を含むブログ (20件) を見る
- 作者: 上野勇
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/02
- メディア: 大型本
- 購入: 2人 クリック: 115回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
その写真屋のホームページを見つけて「いいおじさんそう」と思って電話したら、意外にぞんざいな感じだったので「どうしよう」と思ったが、背に腹はかえられぬと、そこに決定。
しかし、そこのおじさん、「ぞんざい」じゃなくて「テキトー」な人だった。適度なテキトーな人で、いかにも街の写真屋さん、いい感じだった。俺は好きだなあ、あのおじさん。
最近の写真館でも、デジタルカメラで撮るらしく、撮った写真をすぐに見せてくれるのだが、おじさんがデジタル化されていないので、ちょっと戸惑い気味だったのが面白かった。
すぐにコンピューターで見せてくれたが、少なくとも5回はシャッターを切ったのに、3枚しか見せてくれなかった。しかも、俺の写真がどこにあるのかわからず、全然知らない兄ちゃんの証明写真を見せられ、やっと見つけたものの、写真を90度横にして表示することができるのを知らず、俺と二人で首を90度曲げて見ていた。
「どれがいいですか?」と当然聞いてくるが、俺もよくわからない。はなから、そんなに興味ないし、「どれでしょうねえ」とあやふやに返したら、「わかんないっすよねえ」と”私もよくわかんないですよねえ”というトーンで返された。
ホームページにはこの道40年と書いてあったんすけど…。
いやあ、いいおじさんだ。ここに来てよかった。
デジタルで撮ったから編集や加工もやってくれるそうで、水曜日に取りに行くのだが、すげえ仕上がりになっていてほしいなあ、とちょっと思う。
無駄にほくろとかつけてほしいね。
その写真館にしたもう一つの理由に、近くのTSUTAYAに行けるからというのもあったのだが、これがいっぱいくわされた。TSUTAYAに騙された。
Wカードは半額と書いてあったから来たのに、新作とシングルは対象外ですと、精算の時に言われた。止めるのもかっこ悪いから、払ったけどさ。そういう時に限って、いっぱいレンタルしてるんだ、これがまた。
ポスターには、そんなこと書いてなかったぞ。
しかも、たまたま他のTSUTAYAに行ったら、同じポスターの上に「ただし旧作のみ」とちゃんと書いてあったぞ。
たのむぜ。