北海道人よ、それは祭りじゃねえ / 森永フィギュア事件
毛虫と一決着ついたと思ったら、畳にカビが生えているのを発見しブルーになる。次から次へと、家には訪問者がやってくる。
仙台の青葉まつりに行ってきた。外からの人間にすれば、七夕まつりに比べるといささか地味だが、地元では、これまた一大イベントであるようだ。
昨日土曜日は「宵まつり」、今日日曜日は「本まつり」である。昨日は行けなかったので、今日の本まつりを冷やかしてきたのだが、なんとなく宵まつりの方が盛り上がったのではないかなという気もする。でも、「宵」と「本」だったら、「本」の方が盛り上がるイメージなのだが、比較するとどっちなんだろう。
とはいえ、本まつりも相当盛り上がった。とにかく、楽しかった。ああ、祭りっていいなあ、と思った。
北海道に長くいた人間だから。
青葉まつり(すずめ踊りと言った方が良いか)は、比較的最近になって復活したお祭りらしい。ただ、起源は江戸時代であるから、長く人々に愛され、人々のDNAに刻み込まれたビートであるのは確かだ。笛や太鼓、鐘の音は、日本人の気持ちを高揚させるものだ。
北海道は長くアイヌ文化が続いているので、アイヌ文化に基づいた祭りをやるべきなのだが、今ほとんどが北海道以外からやってきた人たちの子孫が多い。アイヌ民族のDNAを引き継ぐ人間は少ない。北海道にアイヌ民族以外がやってきたのも、比較的最近のことだから、いわゆる土着している文化、祭りがない。平安時代や江戸時代から続いている祭りはないので、イマイチ乗れない。北海道の祭りは結局道外の祭りなわけで、どこか付け焼刃な感じがする。
そんなところに、YOSAKOIソーランができたりするのだが、こういう東北のお祭りを見ると、ほんとダメだなあと思う。あれはイベントであり、お祭りでは決してない。YOSAKOIと行っても、やはりもともとは北海道ではない。
実際詳しくはわからないが、金のニオイがプンプンする。商業主義。
何をやるにもお金は必要だが、お祭りは楽しければいい。お金「儲け」は必要ない。青葉まつりにも地元の大きな企業が立派な「山鉾」を出すのだが、これは縁起物。会社の発展と見ている人やその周りで踊っている社員を楽しませるだけに多大なお金をとっぱらっているのだからいい。ギャラを取って、海外にまでに踊りに行くプロ気取りの踊りとわけが違う。
YOSAKOIを見ようとは全く思わないが、東北のこういう祭りはほんと面白い。掛け値なしに楽しいことを追求している。盛り上がればそれでいい。盛り上がらなきゃ損なのだ。祭りをやっている方も、見ている方もほんとに楽しそうだ。ものぐさな俺でも、列に混じって踊ってみたくなるほどだ。
北海道の人間よ。もっと道外に来て、祭りを見たほうがいい。そんな祭りは、祭りでもなんでもねえよ。
長谷川京子のドラマをたまに見ます。相手役の俳優がスケベ(コサキンで言う「コスケベ」顔。スケ〜ベ〜、スケ〜ベ〜)そうだねー。いいね。
森永卓郎さんが「
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今はいろいろなものを集めていて、コレクションのためだけの家を購入したと言っていたが、美少女フィギュアまで集めちゃっている森永さんに「森永さん!そっち行っちゃダメ!」とテレビにツッコんだ人は多いと思う。金融会社のポケットティッシュを集めているのは非常に評価が高いですが。