カビとの戦い / 不可思議除湿機 / 明日人生を変えた男

昨日の夜、カミさんが酔っ払って帰ってきた。で、衝動買いしてきた。
でっかい除湿機を。
自転車に乗っけて。
日曜日にヨドバシに行って買おうか買うまいか迷っていた経緯があるものの、まさかそんなデカくてそこそこ値段のするものを買ってくるとは思わなかった。しかも、ギリギリ、ヨドバシ開いてたのね。


仙台は今、梅雨です。
北海道人の俺にとって、梅雨を体験するのははじめてなんだけど、こんなに梅雨って大変なんだね。ほんっとに、ずーっと雨が降っている。ここんとこ、太陽が一瞬たりとも出てこない。一瞬もだよ。そんなことってあるんだね。ずっと暗黒の雲が漂っている。


で、湿気もすごい。空気の質ではわからないけど、カビの生え具合でわかる。
とにかくカビが生える。
暑いから窓を開けると、湿気が外から入ってくる。だから、家の中の湿気がいつも高くて、今日はそこ、明日はあそこという具合にどんどん畳にカビが生えてくる。


そもそも、家は湿気があるせいか、これまでもいろんなところにカビが生えてきた。
風呂場、トイレは序の口。トイレを磨く木製ブラシの柄にびっしり生えた。
食べ物ももちろん。パンは当たり前。もうカビるなあという時期のパンを冷凍庫に入れたら冷凍庫の中でカビてたという武勇伝もある。
レモンもカビる。外側もカビたことあったけど、圧巻なのは酸っぱい実の部分。結構な酸性だと思うけど、そんなところにも生える。
カビはバターにも生える。脂肪分の固まりなのに、脂肪にも生えるのだ。
醤油にも生えた。蓋にこびりついた醤油に生えた。
とにかく生えるのだ。


カビで思い出したけど、カビはともかく、家は過酷な環境下らしく、植物がよく死ぬ。ふだんから育てようともしないのだが、たまたまもらったりして、それなりに育てようとすると、たいがい死ぬ。先日、四つ葉のクローバーも死んだ不幸な家なのだ。
そんなある日、トイレにふわっとした白いカビが生えた。うわっ、イヤだなあと思ったけど、処理するのもめんどくせえと思い、しばらく放っておいた。しばらく生えていて、そろそろ処理した方がいいかな、、、と思っていたら、ついにカビの方から死んでいった。
カビも死んでいく過酷な環境に我々は住んでいる。


ずーっと晴れないのだが、洗濯はしなくてはいけない。だけど、外に干しても全く乾かないし、しかも臭くなる。
そんな状況もあって、カミさんは我慢できずに除湿機をアルコールの力にまかせて買ってきたのだ。


梅雨も初めてだが、除湿機もはじめて使ってみた。
除湿機を数時間使って、洗濯物を乾燥させてみたけど、驚くのは、溜まる水の量。めちゃくちゃ溜まるのだ。
空気中にこんなに含まれているとは。一日で1.5リットルの水が手に入るぞ。


除湿機のなんか面白いのは、目に見えないものが少し時間が経ったら具現化するってところね。これって不思議な感覚だよな。でも、どこか信じられないところがあって、除湿機のどっかに勝手に水を溜めるというインチキしてんじゃねえかな、ま、インチキしてても見破れないよなあって思うんだよね。
除湿機ってヘンな機械だよね。どこか星新一のにおいがするね。


今、ビデオで27時間テレビを見返しているところ。
途中経過。
山本さん出てたんだねえ。東京タワーの番宣で。
報道によると、次の日の夜に事件を起こすんだね。俺はてん末知ってて、画面に映っている山本さんはこの後自分に降りかかる出来事がわかってない。これも不思議な感覚だよな。山本さん、普通に仕事してるわ。
それにしても、オーストラリアの首都をシドニーと答える初心者司会者は酷いな。
大泉洋が出ている東京タワーが延期って、ほんと、この人ついてないね。ま、ざまあみろって思っちゃうけど。