香山リカが語るジャイアント馬場

誰かが神社に行ったり、誰かの家が燃えたり、今日は大変な一日だったけど、私がびっくりしたのは、香山リカジャイアント馬場を語っていることであった。
http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200608/tuesday.html


「ほんとに語れるほど知ってんのか?」みたいに、この「私のこだわり人物伝」見ると思いそうだけど、まず考えてほしい。あの有名精神科医(女医)が、なぜ今、ジャイアント馬場を語るのか。
香山リカジャイアント馬場。全然結びつかない。
しかも、仮ににわか気取りで語ったところで何のメリットもない。
香山リカジャイアント馬場を語る」時点で、もう”勝ち”なのである。
そして、話を聴くと、全然”にわか”じゃないことがわかる。


今回は、ベストマッチを挙げていた。「ベストバウト」と言わないところ、これは「にわか」かな?と何の予備知識もないまま見た俺は思ったけど、いきなりゴリラ・モンスーン戦を挙げたところを見ると、彼女はタダモノではないと思った。
香山リカの口から「ゴリラ・モンスーン」という言葉が出るとは。
香山リカの口から「ピンフォール」という言葉が出るとは。


全四回のうち、後半は彼女の専門から言って、日本人のヒーロー論みたいになるんじゃないか、と思うわけだけど、今回は、一プロレス好きに終始していて、これはこれで面白かった。
天龍源一郎も出ていた。NHKモードということか(?)、字幕なしでも、彼のしゃべっていることが理解できた。