おそらく後輩のラジオ番組

家に高校の同窓会誌が届いた。
私の学校は比較的歴史があるからか、結構いろいろな分野でさまざまな先輩が活躍している。
私は高校の時に放送局に所属していて、その先輩もメジャー、マイナー問わず、結構業界に属している。
同窓会誌に気になる人が一人いた。
「50期」と書いているが、自分が一体何期なのかわからないので、どこのどいつかわからない。ただ、「今年大学卒業したばかり」と書いてあるから、おそらく、同期かその下なんだろう。
少なくとも放送局には所属していない名前だ。
私の学年は、だいたい400人いたが、その中にもおそらくいないはずだ。
可能性としては、全然知らない後輩の可能性が高い。
そいつは、何とこの春からFM局でラジオ番組を持っているという。
深夜2時という遅い時間ながら、月曜から木曜と言っているから、いわゆる「帯番組」である。生意気な。
番組タイトルも書いてあったが、かっこいい感じでどうも聴く気にならない。
でも、せっかく後輩がやっているというし、縁もあるかも知れないから、しぶしぶラジオをつけた。
やはりFM局である。いわゆる、DJ口調でしゃべっていた。
このDJ口調。なんで、FMの人たちはああいうしゃべり方なのだろうか。訓練しているよな。普通に生きていれば、あんなしゃべり方にならないし、もしいても友達にはなれない。まだ、駅員口調の方が好感をもてる。
選曲も大体は流行りの洋楽という、これまた私の興味のないところだが、なぜか、松山千春さんの曲もかかった。よくわからん。
一応、コーナーもある。もちろん、ネタ系のコーナーなんかあるわけない。だが、その後輩がものまねが好きで、リスナーからリクエストが来たら、そのものまねをやるというコーナーがあり、○時○分からやると言い出した。
そこで、ラジオのダイヤルをひねり、爆笑問題にした。
後輩に言いたい。君はかっこいいことだけやっていればよいのだ。どうして、我々に鳥肌を立てさせるのだ。
最近、実際はモテるのに、無理にださいことをやって笑いや人気をとろうとするヤツが多い。これが困るし、正直むかつく。ださいことは、私のようなものがやるもので、モテるヤツはやるな。テリトリーを侵すな。
木村拓哉坂口憲二のような、かっこよさが神の域に達している人は何をやっても俺は許すが、そこらへんのモテるヤツは、俺たちの領土まで侵入しないでもらいたい。
仲間うちで、俺たちのことを「童貞族」または「童貞党」と呼んでいるが、その話は長くなるのでまたいつか。