東京砂漠

童子-Tと聞いてすぐにピンと来る人は、ヒップホップが好きな人か、CMの見過ぎである。
私はヒップホップが好きだが、英語がよくわからないので、主に日本人のアーティストが好きだ。特にこの人が好きと言うわけではない、全体的に「日本語ラップ」が好きだ。
大学に入ってから好きになったので歴史は浅いが、節約のためにレンタルでかなりの曲は集めた。今は周辺のレンタル店は制覇したので、中古CD屋か、新作が出たら借りるようになった。どこのお店に何があるかは、大体わかる(よく通うゲオの社長がなくなったのはびっくりした。まだ、若いのに)。
童子-Tは、私の中で好きなラッパーの一人だ。アルバム「第三の男」は傑作で、今でもよく聴く。
その童子-Tは、加藤ミリアという人と一緒にDWANGOいろメロミックスのCMに出ている。♪イエー レペゼン東京〜、と歌っているラッパ−である。
あのCMの評判が、賛否両論である。
私は「賛」で多くの人が「賛」だと思っていたが、案外「否」の方も多い。
日本語ラップが好きな人でも「否」が多いらしい。
やはりかっこう悪いのか。
日本語のラップがいいか悪いかは、長くなるからここでは説明しない。
私はいいと思っている。
あの曲は「勝利の女神」という曲で、すでにリリースされている。
CMと原曲は違うと思うが、結構耳に残るのですごく楽しみな曲である。
童子-Tつながりで、今年はアトミックボムが熱いと思う(アトミックボムについて、わからない人は置いていきます)。
DJ OASISのアルバムを今か今かと待っております。新曲で言えば、「マイク持つDJ」よりカップリングの「ここにあるぜ feat.JA飛龍」の方がいい。JA飛龍の今後の活躍も期待している。この曲の中でDJ OASISが「ウォーターワールド」と言っているので、次回のアルバムタイトルは「water world」と勝手に予想している。
DJ OASISの前のアルバムが「東京砂漠」で、対照的なタイトルになるが、私は日本語ラップで最初に何から聴いていいかわからないという人には、この「東京砂漠」を勧めることにしている。
日本のヒップホップ業界では、レーベルとはまた別にグループみたいなものが存在している。学校のクラスを想像してもらうとありがたい。あるクラスには、リップスライムKICK THE CAN CREWが所属していたり(このクラスはFGと呼んでいる)、また別のクラスにはZEEBRAUZIがいたり(このクラスはUBGと呼ぶ)している。そういうクラスがいろいろあるのだが、同じクラスだと、仲が良いからか、featuringで共演することが多い。しかし、クラスをまたいで共演するのは、なかなか少ない(からこそ、そういう曲は面白いのだが)。
DJ OASISはクラスで言うと、さっき言った「アトミックボム」になるのだが、かなりのクラスをまたいでいろいろなアーティストと共演している。DABO、S-WORDといった「NITRO」勢、ラッパ我リヤ、BACKGAMMONといった「走馬党」とも共演している。
そもそもDJのアルバムは、ラップを入れる必要があるから、いろいろなラッパ−と共演するため、曲にバリエーションがあり初心者でも楽しみやすい。そういう意味では、最近で言うとMr. BEATSの「BEATS JAPAN」もオススメだが、ベストは「東京砂漠」である。トラック自体もクセはなく、とっつきやすい。
今度のアルバムも、ベテランDJ OASISの人脈で豪華なゲストを期待している。が、今回はアトミックボム色の強いアルバムになるのではないか、というこれまた根拠のない予想もしている。
今日は、ヒップホップの話に熱くなってしまった。CMの話をしようと思っていたのだが、また明日にしよう。
今日の日記で、どれだけアンダーラインが引かれるか楽しみである。