オーラ

今日は祖母の誕生日。77歳の喜寿ということで、ちょっとしたパーティーがあった。
私は6月で24歳になったばかりで、振り返ってみれば、いろいろな出来事があったけれども、祖母は私の3倍以上も生きている。
そう考えると、私の人生も先が長い。まだまだ楽しめる。
しかし、上には上がいる。
去年亡くなったもう一人の祖母は、101歳で亡くなった。喜寿のおばあちゃんでも、まだ私一人ぶんの人生があるのだ。なんと人生は長いのか。


このおばあちゃんが、不思議だった。ある種のオーラがあった。
年齢でいうと、私が産まれた時からかなりのおばあちゃんだったわけだが、絶対にばあちゃんは死なないと思っていた。死ぬことを忘れていたばあちゃんだった。
そんなばあちゃんも部屋で倒れて、病院での入院生活になった。だが、今夜がヤマでしょう、みたいなことが何度かあったけれども、かならず復活した。バイタリティーがすごいのだ。
体力はもちろん、ツキも半端じゃなかった。特に勝負運。ボケ防止ではないが、ばあちゃんは麻雀が好きだった。といっても、どんな役があるかはあまり知らず、雀頭と、なんとなく牌を3つずつ集める、そんな麻雀だった。
しかし、どういうわけだか配牌がいい。ツモも神がかり的だ。どんどん入ってくる。役を知らないのに、なんだかんだでリーチをかけて、満貫を取ったりする。私もいっしょに卓をかこんだこともあったが、何度フリこんだことか。
騙されてるような感じで、ばあちゃんがトップになる。
そういう風にできているのだ。
勝負師だった。
今も天国で、メンツをあつめて麻雀をやってるか、テレビで松井秀喜選手を応援してるだろう。か、好きなゴルフの中継を見てるか。元気だろう。


先日、松浦亜弥はたまにブサイクな時があるみたいなことを書いたが、今、放送されている「午後の紅茶」のCMはかわいいと思う。やっぱりアイドルなんですね。
ただ、踊りながらあの角度でペットボトルを注いだら、コップの周りとテーブルがびしょびしょになると思う。
実際のところ、こぼれてて、画面を編集してるような感じだけど、気のせいだろうか。


もうひとつ気になるのは、PARCOのグランバザールのCM。ジャニーズの嵐(あらし)が出ているが、あのCMはかっこいい。私は男だし、ジャニーズは別にどうでもいいと思っているが、武士に扮しているCMは似合う。ちょっと見直しました。


土曜日の夜は、テレビが忙しい。
めちゃイケ」は、ほぼ毎週見ている。ナインティナインをはじめ、出演者も面白いが、企画やその見せ方など、実にうまい。画面構成もよくできている。字幕もああいう使い方をすると、活きてくる。「エンタの神様」は見習ってほしい。
23時からは「恋のから騒ぎ」。さんまさんが好きで、番組初期から見ている。あの女性たちは素人だからいいのに、卒業したらタレントになる流れはやめてほしい。
特に、TBSの小林麻耶アナウンサーは問題外だ。あの人が出ている番組は見たことがない。あえて見ないようにしている。妹さんの小林麻央もテレビに出ているが、全然ダメ。なにかの番組で、スポーツ選手にインタビューしていたが、素人まるだし。そこを「素人」でどうする。
最近は、テレビに出ている素人が逆にから騒ぎに出ている。素人は素人、タレントはタレントのテリトリーがあるのに。
から騒ぎに出たら、芸能界に行ける。勘違いしないでほしい。


北海道では、土曜深夜に「探偵!ナイトスクープ」が放送される。だが、何ヶ月かほど、大阪に比べて放送が遅れる。
あの番組はすばらしい。企画も面白いし、探偵たちも面白い。局長の西田敏行さんはちょっと泣きすぎだが、確かにあの番組は泣ける。
世界の中心で、愛をさけぶ」すら見ない私だが、今日の「ナイトスクープ」は泣いてしまった。
永年飼っていたネコザメを海に放す寿司屋のおやじ。最後のお別れのシーンは、感動的だった。
おじいちゃん、おばあちゃんのために、壊すことになった古い家の柱などを使って、テーブルなどのプレゼントを作る話。まさにビフォーアフターなのだが、本家はそんなに感動しないが、ナイトスクープはなぜか泣ける。
笑いの部分とのギャップがなせるワザであろう。
探偵の北野誠さんと友達になるという、どうでもいい(いい意味で)依頼があるから、次の感動があるのだろう。
大阪で愛されている長寿番組だが、取材や構成、番組のセンス、個性ある探偵、さすがです。
手堅い仕事をする北野誠さんはじめ、桂小枝さん、立原啓裕さん、長原成樹さんが、私のツボです。


私はプロレスが好きなので、新日本プロレスの「ワールドプロレスリング」も欠かせないが(30分に短縮されたのは寂しいが)、もう一つ気になるのは、「ランク王国」だ。
あの番組のターゲット層がよくわからない。
番組の雰囲気は、若い女性のような気もする。しかし、必ずと言って良いほど、毎週、水着の女の子が出る。デビューしたばっかりの初々しいグラビアアイドルだ。
写真集ランキングとかならわかるが、女の子の水着関係ないじゃん!というランキングでも女の子が出てくる。
今日は、納豆売り上げランキングだったが、ベスト3から、なぜかビキニのアイドルが、納豆を口にかきこんでいた。
そんな、土曜日に独りでいる男にぜひ見てほしい、という無理矢理な意気込みがすばらしい。ついつい、私も毎週見てしまう。
洋楽や映画、ゲームのランキングはわかるが、今日の納豆のように、「なんで?」というランキングも多い。ランクなら何でもいいらしい。今日は納豆の他に「ダム」のランキングもやっていた。
少し「タモリ倶楽部」のテイストが入っていて、なおさら私の心をひきつける。
司会とでもいうべき、「さわ」ちゃんもなかなかかわいい。
彼氏がいないキャラで、毎回コントめいたものをやっているが、そんなわけない。
彼氏がいるに決まっているさ。さすがに、それは無理がある。
世の中には、ほんとに彼氏がいないというオーラが、びんびんに伝わってくるタイプの女の子もいる。が、やっぱり、そんな人の司会は見たくない。コントもリアルすぎて笑えない(かといって、さわ氏のコントで笑ったことはないが)。
「さわ」ちゃんで正解なのだ。
世の中、かわいいとなんでもいいのだ。許されちゃうのだ。