敗北の国 〜北海道〜

なんとなくブレイクしそうな人がいる。最近、テレビでよく見る女性タレント。
田丸麻紀さん。
笑いの金メダル」に出ているアシスタントである。最初、あの人は局アナだと思い込んでいた。あまりでしゃばらない感じとニュースも読めそうな落ち着いた容姿から、勝手に思っていた。
ちょっと前にタレントだと知ったが、「笑いの金メダル」以外でもテレビに出ている。
調べてみると、NHK大河ドラマ新選組!」にもいつの間にか出ている。
そうなのだ。「いつの間に」なのである。タレントしてはダメなんだろうが、その姿勢は、私は好きだ。
今日は「さんまのSUPERからくりテレビ」の解答者だった。天然まではいかないが、ボケもできそうだ。さんまさんが「いいねー。この子、伸びるよ−」とお決まりの(?)フレーズを出していた。
もともとはファッションモデルということで、なるほど顔はそんな感じがする。
私はあまり好きな顔ではないががんばっていただきたい(気持ちこもらず)。
爆笑問題のバク天!」のアシスタントもやってなかったかな?と思っていたら、あちらはTBSの川亜子アナウンサーらしい。別人だった。私の中では同じになっている。
こういうのは、ちゃんと見ると、案外似てない。


どうでもいいが、「笑いの金メダル」のホームページを見たら、
ボブ・サップ/KING OF ワラキン
清水章吾/サップの執事
三宅裕司/フィールドマネージャー
上田晋也くりぃむしちゅー)/フロア主任
有田哲平くりぃむしちゅー)/フロア係
田丸麻紀/フロアアシスタント
となっていた。くりぃむしちゅーの二人に、かなりの差があることがわかった。有田さんは田丸麻紀より下の感じもする。


とうとうこの季節になりましたか。プロレス(特に新日本プロレス)ファン、待望の季節です。「G1 CLIMAX」の出場者がとりあえず発表されました。
「とりあえず」がポイント。ここから変わる可能性が大です。ケガや他の選手のアピールで変わってきます。新日のヘビー級のレスラーは誰もが出たいのです。
Aブロックは、蝶野正洋ブルーウルフ安田忠夫天龍源一郎鈴木みのる中邑真輔柴田勝頼永田裕志
Bブロックは、金本浩二西村修中西学村上和成棚橋弘至佐々木健介高山善廣天山広吉
メンツから見ると、Bブロックの方が断然おもしろい。蝶野と天龍さんを、村上・高山と変えると最高。純プロレスが楽しめる。G1と言えば蝶野だが、このメンバーだとキツそうですね。まともにプロレスできない感じ。丸め込んで、勝ち星をあげていってください。今年も期待しております。
個人的に、柴田はまだ早い気がする。気持ちは伝わってくるんだけれども、まだ目玉がない。柴田のこれが見たい!というのがない。柴田の代わりに矢野通を入れて、リーグ戦をかきまわしてほしい。反則だと相手に点数が入るので、もちろん場外にひきずりこんで引き分けに。昔のヒロ斉藤みたいに。そういうのも好きだし、必要ですよ。
今年は、勢いある若手がそろそろ優勝しそうですね。


札幌を本拠地としているのは、野球は「日本ハム・ファイターズ」、サッカーは「コンサドーレ札幌」。
日ハムは今年から本拠地になったこともあって、札幌ドームのホームの試合は、平日でもかなりお客さんが入っている。日ハムファンはかなりいる。私の友達にも、よく試合を見に行く人が多い。札幌では年に1回だけ巨人戦が行われ、チケットがその日に売り切れというのが恒例だったのだが、今年は売れなかったらしい。
テレビ局のネットの都合上、北海道は巨人ファンが多く、相手チームの外野席の9割以上までもがジャイアンツ色に染まる。しかし、北海道の人は巨人ファンでなく、野球ファンなのだ。
野球さえやってくれればいいのである。日ハムが札幌ドームでいつも野球をしてくれるので、別に巨人じゃなくてもいいのである。
それに、今年の巨人は面白くない。カネのにおいがプンプンする。むしろ、名前も知らないような選手が一生懸命頑張っているチームが好きなのである。
現在3位だが、このままキープすると優勝の可能性が残る。あっぱれ!プレイオフ制!来年、パ・リーグ自体があるかどうか知らないけど。


コンサドーレがヤバいのである。連敗がすさまじい。現在14連敗か?
競馬でいうハルウララや、往年の阪神タイガース然としているが、そこまで愛されていないのが現状だ。負けてもいいや、むしろ負けるのがコンサドーレだ、というところまで行っていない。
北海道の人はまじめなのかもしれない。阪神みたいに「野球」を見て大騒ぎできればそれでいい、という感覚がないと思う。勝ってこそ楽しい、という感じだろうか。その辺りに余裕があれば、サッカー熱も冷えないと思うのだが。弱いのは仕方ないのである。高校野球にしろ、スキーやスケートなどのウィンタースポーツでない限り、北海道は運動がダメなのだ。
「がんばれ!コンサドーレ」と応援してはダメだ。こんなに連敗してるのだから、むしろ記録に挑戦してほしい。「わかってるな?空気読め!コンサドーレ」または「ほんまに勝ってどないするねん!コンサドーレ」でがんばってほしい。J2の最下位ロードを爆進してほしい。J3に落ちるわけでもないんでしょ?
私はサッカーに全く興味はないし、コンサドーレの試合を現地でもテレビでも90分見たことないが、こんなにおもしろいコンサドーレは俺は好きだ。愛情はない。かわいらしい、いとおしい、とも思わない。ただ、ネタとして最高である。腹がよじれる。


日本語に敗北という言葉がある通り、北海道は「負け」の国なのである。負けてなんぼなのである。土地が広いのは日本一だが、だから、なんなのだ。東京から遠いので、田舎まるだしなのである。文化も入ってくるのが遅い。根付いたところで、違う流行になっている。負けまくりの場所なのだ。ド田舎なのだ。
でも、それでいいのだ。


日曜日の夜は「よるたま4」だ。
今日は、かわいい女の子が多かった。最近の放送では一番レベルが高かった。すすきの情報誌「MAN-ZOKU」の表紙やグラビアを飾る女性が多かった。その傾向はイイ。
たまに「化粧してもそれかよ」という人もいるなか、今日はよかった。


この番組は全然「負け」ている。だけど、俺は大好きだ。北海道のテレビ局は、例えば、STVHBCHTBUHBがあるが、あえてTVHの放送で、おそらくほとんど金がかかっていない番組づくりだが、内容はめちゃくちゃおもしろい。シンプルでいい。企画も、今どきそれはどうなの?というのもあるが、むしろそれがいいのだ。日曜の夜に、童貞組(世の人は「負け組」と呼ぶ。「喜び組」と真逆。)に一週間がんばろうという、夢と希望をあたえてくれる。


北海道は勝ちに行ってはいけない。大泉洋さんやTEAM-NACSの連中はそこがわかってない。いかに気持ちよく負けるか。かみむらしんやさんは、外見からすでに負けている。そこがいい。ある意味、深夜界のカリスマである。STVラジオで「アタックヤング」(今は「アタヤンプッシュ」だが、あえて昔の名前で)、やってくれないかなあ。
東京と勝負して、南の沖縄と勝負して、気持ち良く負ける。いや、陰湿に負ける。しかし、それは北海道の「勝ち」なのだ。負けるが勝ちである。