27時間テレビ中間報告

「27時間テレビ」終わりました。
まずは、ナインティナインの岡村さん、矢部さんをはじめ全キャスト、スタッフ、お疲れさまでした。
そして、あんな感動超大作を見せていただき、ほんとうにありがとうございます。
視聴者を勝手に代表しまして感謝の言葉です。
私も24年間、ほんとにいろいろテレビを見てきました。ですが、今までの中で最高の番組です。
視聴率はわかりません。でも、それなりに良いと思います。だけど、テレビ史、そして、日本お笑い史に残る「名作」だと思います。
たいへん意義のある番組だと思いました。さすが、フジテレビ、FNSです。やっぱり基本のお笑いに戻って、大正解だと思います。ほんとに良かった。この思いは言葉では表現できない。誰も関係者は見てないと思いますが、ほんとに素晴らしかったことをここに伝えたいと思います。

今年の「27時間テレビ」を見ない人はテレビを見る資格がないと思います。あの雰囲気がイヤだという人もいるかもしれません。しかし、たとえ見たくなくても見なきゃいけないテレビもあります。義務なのです。今年の27時間テレビもそのひとつです。
うちの家族も「お前はバカだ」と言っています。私から言えば、お前らがバカです。こんなテレビ界の一大事件に興奮しないなんて。ふだん、何のテレビを見ているというのか。
今の正直な気持ち、不思議なもんで「あそこにいる人たちは幸せだろうなあ」から、「なぜ、俺はあそこにいないのか」と軽い嫉妬の気持ちもあります。別にテレビ業界にあこがれているわけではありません。ひとつの芸術作品を作り上げた喜び、祭りに参加する楽しみを味わいたかったのかもしれません。

今年で何回目か知りませんが、ここ数年の「27時間テレビ」の中では傑作です。数年前から私も「感動はやめろ！日テレにならうな」と言ってきて、今年は芸人祭り。ひょっとしたら期待し過ぎかなと思いましたが、むしろ逆に裏切ってくれました。フジはノッてます。テレビ朝日やTBSと協力をとってみたり、「エンタの神様」「スーパーサッカー」「逃亡者」など他のテレビ局の番組をぽんぽん言う。さすが、フジ。王者の風格すら漂います。そして、期末テストを見る限り、FNS各局の人材の豊富さ。ナイスキャラ満載。やっぱ、フジはこうでなくちゃ。ほんと最高だよ。

私はとりあえず、昨日の番組スタートからF1まで見て、午後からの期末試験から見ました。日曜早朝から昼間まではビデオでこれから見ようと思います。だから、タモリさんや笑福亭鶴瓶師匠のくだりはまだ見てません。これからも楽しみです。

ただ、来年もこの流れで行くならば、SMAP中居は要らないと思います。彼自身気づいていると思いますが、この芸人祭りであれば入る隙間がないと思うし、逆にかわいそうにも思えます。
さんまさんも怒ってましたし、素人の私でさえ何ケ所か「そこは違うよ、中居」と感じました。
ついでに言えば、SMAP自体必要ないのかもしれません。

さんまさんは要らないと言っていた、極楽とんぼ加藤さんの「27時間マラソン」ですが、あれは良かったと思います。日テレ「24時間テレビ」のアンチテーゼとして良かったでしょう。ほんとに走ったかどうかはまた別の問題。
エンディング。到着できませんでしたが、あれもアリでしょう。山本圭壱さんが来て、あの流れだと当然ケンカに行くと思ったのですが（山本さんもやる気マンマン）、時間がなかったのでしょうか。ケンカしませんでした。ちょっと残念です。

はねるのトびら陣はちょっとがっかりです。彼らはネタは最高ですが、こういうお笑い祭りでは即戦力に欠けましたね。ただ、今回のメンツでは萎縮するのは当たり前です。来年は、今回の経験を踏まえ、活躍を期待しています。

ロンドンブーツは、思っていたより良かったと思います。素人いじりは芸人でも一、二を争うロンブーも、いじられるのもイケますね。大かま騒ぎでは、マジに彼女の名前を言って良かったと思います。おそらく、週刊誌でウワサになっているあの人でしょう。
ネプチューンはもうちょっと力を出してもよかったでしょう。ただ、吉本色、関西色が強かったですから仕方がなかったかもしれません。
品川庄司は頑張りました。世代的には若めですが、かなり結果を残していたでしょう。

「27時間テレビ」はまだ終わったわけではありません。後日談もチェックしないといけません。まず、フジテレビの生放送の情報番組。明日のF2まで見逃してはいけません。どこに27時間の話が出てくるかわかりません。そして、ナイナイのオールナイトニッポン。これは欠かせません。
というわけで、今年もさんまさんから、岡村さん宛てに留守番電話が入っていると思うので（ナイナイのオールナイトのコーナー「悪い人の夢」でリスナーのはがきが読まれるはず）、私もわたしなりに頑張った人のランキングを決めたいと思います。 まだ全編見てないので、とりあえず中間報告ということで。

第10位　ナインティナイン・矢部浩之さん
単純に、司会進行がうまかったです。さすがです。岡村さんが真剣にボクシングをやっている最中も、ひとりだけにやにやしていたところも評価できます。
第9位　WACK WACK RHYTHM BAND
SMAPのバックを担当していましたが、私はSMAPより「27時間テレビ」に出ていること自体が驚きです。
第8位　サザエさん
別にいつも通りでしたが、こんな時しかサザエさんは見ないので良かったと思います。今一度見ると、なかなかあんな低所得者層はいないと思います。うなぎのかば焼きくらい、みんなで食べましょうよ。
第7位　若槻千夏さん
「すぽると」に出てましたが、ほぼ一言も発せず。ただ、私の好みで第7位入賞です。
第6位　木村祐一さん
最後のスタッフロールでの入賞です。構成作家として参加されていたようです。ただ、どの部分を担当していたかは定かではありませんが、おかげでエンドロールに箔がつきました。
第5位　ガッツ石松さん
ボクシングで3ラウンド終わるも、「やりたかったらやれば」的発言の無責任さはポイント高いです。OK牧場よりもこっちで入賞です。
第4位　とんねるずさん
笑わず嫌い王でしっかりとんねるずワールドを展開してくれました。ネタ披露も良かったです。
第3位　堀之内さん
期末試験の時、かなり最後の方まで残り、机に伏せたまま微動だにしませんでした。ほんとにヘコんでいるのかもしれない、とスタッフをひやひやさせながら、結果は笑顔。あの空気を出した演技はさすがです。
第2位　深野さん
長丁場、27時間テレビを最後は見事しめてくれました。あの歌の遅れ具合もサイコーでした。
第1位　明石家さんまさん。今年もぶっちぎりです。
毎年、SMAPの中居くんと絡むという最悪な状況のなか、さすがお笑い大怪獣。きちんと仕事をしてくれます。そして、おそらく予想外の「恋の大かま騒ぎ」に参加し、あの雨上がり決死隊をはじめそうそうたる豪華メンバーをさしおいて光っていました。しっかり今田耕司さんとラインを作って、確実に笑いをとっていきました。

そして、どうしたらいいのかわからないのが、ナイナイの岡村さんです。
準備期間も含め、岡村さんの努力は認めます。ほんとにお疲れ様でした。本番もうまくこなしていたと思います。ただ、最後の具志堅用高さんとのボクシング対決。私はがんばったと思います。ちょっと感動もあったと思います。ただ、お笑い的にはどうだったのでしょう。さんまさんからダメ出しを食らう確率大です。
真面目にやるのは大切ですが、結果が判定とは。しまいには、1ラウンド延長を望むも大した進展はなく。2ラウンドぐらいで、具志堅さんのパンチを食らってKOが良かったのでは。岡村さんの倒れる姿が見たかったです。ちょっと中途半端だった気がします。
だけど、やっぱり来年のMCもナイナイがやるべきです。もともと岡村さんが大好きでしたが、この27時間テレビでますます好感が持てました。来年も男、岡村隆史を見せてください。