あのカルピスが飲みたい

考えてみれば、自分の中ではカルピスは高級品だ。
そんなに高いものではないが、家にはあまりやってくることがなかったので、自分にとっては価値のある飲み物だ。
だから、もしカルピスを飲む時でも、薄めに作る。
飲み終わった時ののどにたまる「たん」みたいなヤツが嫌いなのと、少しでも多く飲みたいからだ。
大人になってもカルピス信仰は続く。
お酒が得意ではないので、つい甘いお酒を頼んでしまう。
特に縛りがなければ、一杯目から酎カルピスである。もちろん、お酒は少ない方がいい。


珍しいカルピスが手に入った。
知り合いからもらったのだが、東京農工大学が作っているカルピスだ。
試しに飲んでみたが、ちょっと違う。
大学の授業の一環で作っているのだろうか。カルピスを作ったら2単位もらえるのかどうかわからないが、やはり違う。
あまり余計なものが入っていないのかもしれないが、味が違う。
ちょっと濃い。
まだまだ研究が甘いな。
栄養価とか別にいい。俺はあのカルピスが飲みたいのだ。
お中元、お歳暮はカルピスでお願いします。


例の大地震津波の被害状況がだんだんわかってくる。
そんななか、何日間も漂流して生還した人など「奇跡体験」のニュースも報道されてきている。
確かに喜ばしいニュースであるが、あれだけの被害なのだから、そういう人もいて当然である。


それよりも、「せいかん」と打ち込んで「性感」とまず変換するこのパソコン。

上海ガニは「要注意外来生物」…生態系に悪影響の恐れ
 中華料理の高級食材として知られる上海ガニチュウゴクモクズガニ)が、国内の生態系に悪影響を与える恐れがあるとして、環境省は、「要注意外来生物」に指定することを決めた。
 上海ガニは、東京・お台場海浜公園で発見されるなど、野外での定着が懸念されている。今回の指定は法規制の対象ではなく、輸入や食用が制限されるわけではないが、養殖場などへの強い注意喚起措置となる。
 食材として鮮度が大事とされる上海ガニは、生きたまま大量に輸入されているほか、輸入した稚ガニが山形県などの休耕田で養殖されている。
 在来のモクズガニは成長に2、3年かかるが、上海ガニは1年で大きくなるものもあり、野外で繁殖すると在来種を駆逐する可能性が高い。はっきりとした影響がわかっている訳ではないが、都水産試験場が昨年11月、海藻の調査中、お台場海浜公園で発見した例もある。
 欧米では上海ガニの分布が急拡大、米国では食用も含め、法律で生きたままでの持ち込みや商取引が禁止されている。
 国内でも、海外から持ち込まれた動植物による生態系への被害を防ぐため、特定外来生物被害防止法が昨年6月に公布された。環境省は輸入や移動を禁止する特定外来生物の選定作業を進めている。しかし、食用に大量に輸入される上海ガニを、同法で規制するのは困難と判断、法律とは別に「要注意外来生物」として公表し、逃げ出すのを防ぐよう求める。
 国立科学博物館の武田正倫・動物研究部長の話「上海ガニは、生命力が強く、幅広い環境に適応できる。安易に逃がすのは問題」
(読売新聞)

大丈夫。大丈夫。俺が食ってやる。
エチゼンクラゲはダメだけど、かにだったらみんなで食べればこわくない。
かにで思い出したが、ちょっと前に、姿が似ているが味が全然違う「アブラガニ」を「タラバガニ」と偽装表示して問題になった。
安いカニだし、風味など全然違うらしい。
しかし、最近は堂々と「アブラガニ」として売っているらしい。
もちろんどちらも食用だが、それってどうなの。
人間とはしたたかなものだ。