学校に行こう

今まで「家事手伝い」という職業の意味がわからなかったが、今日はじめてわかった。
俺の今のポジションこそが家事手伝いなのではないか。
24歳、男児
家の屋根の雪下ろしを手伝う。


3年B組金八先生を見た。
今日の回はいろんな意味で見てられなかった。
まず、車掌が気持ち悪い。車掌が告白するのは、思わず鳥肌が立った。
金八はずっと見てるから違和感なくなったが、いかにトラウマとはいえ、常にメガホン持っている中学生はやっぱいねえって。むしろ、持っている方がいじめられるのでは。
大人になると、「あ、うかつにさわっちゃいけない人だ」と空気を読めるけども。
高校受験の面接に、メガホン持っていく勇気がむしろすごい。
それにしても、そのメガホンを置く理由が、放火犯追跡のためというのもぶっとんでいる。
所詮ドラマだからなんでもありだろうが、やはり脚本家が変わったからか、ちょっと行き過ぎている気もする。
「依存」というテーマはわかりますが。


坂本金八は、国語教師なのに字が汚い。


しかし、中学は遠くなりにけり。
俺にもあんな青春時代はあったことを思い出した。
今は社会の底辺を行く俺は、そういや女の子に告白されたことあるんだったな。
バレンタインデー。手作りチョコレートをもらった。
あまり人がいない昼休みに、うまくスキを見つけたのだろう、渡されましたよ。
手紙つきで。
運悪く教室に入ってきた友達にずっと、俺、冷やかされてたもの。
今考えてもかわいらしい女の子だった。
教室で先生にあてられても口ごもってしまうような静かな女の子だった。
学校でいかに目立つかばっかり考えていた俺は、あこがれだったのかもしれない。
生来モテる性格ではないので、めちゃめちゃうれしかった。心の中では凱歌がずっと流れていたような気がした。
だけど、俺は断った。
今考えると、なぜかわからない。
他に好きな女の子がいたような気もしたし、受験で頭がいっぱいだったからかもしれない。
はじめての経験だから舞い上がってしまったのかもしれない。
中学でこんな経験があるってことは、高校はもっとパラダイスなのかもしれない、と思ったからかもしれない。実際は地獄だったが。
あの時、俺がOKを出していれば、その後の高校生活はむしろバラ色だったような気もする。
別々の高校に行っても、年賀状のやりとりは数年していたが、それからはどこで何をしているか全然知らない。
彼女は、あの時看護士になりたいと言っていた。高校では、吹奏楽をやっていたような気もする。
なんとなく、今、看護士をやっているような気はする。


金八先生を見ていたら、そんなことをふと思い出した。
しかし、過去は過去。今は今。
中学生の時はそれでよかったけど、今あのシーンを教室で、しかも目の前で繰り広げられいたら、俺は寒イボ立ちまくりだわ。きもい。
みんな見てる前で、あれはないわあ。思いっきりひくわ。
どう考えても車掌、きっついわあ。


俺も大人になった。しかも、善い大人になったなあ。
人が愛の告白をしているところをなぜ見ないといけないのか。
テレビでやることか。
あいのりめ。ハニカミめ。気持ち悪い。そんなことこっそりやれ。

<小学校漢字調査>苦手な読み書き、時代を反映 初等教育
 財団法人・総合初等教育研究所は27日、小学校で学ぶ漢字について子どもの読み・書き調査(03年)結果を発表した。80年の同様調査と比べて正答率はほぼ互角か上回っており、「学力低下」が指摘される中で“及第点”を得た形だ。ただ前回調査よりも正答率が大幅に落ちた字もある。研究所は「時代や環境の変化で言葉がなじみの薄いものになった影響もあるようだ」と分析する。
 03年5〜6月、小学校で習う1857字(読みが違う同一字は別々に数える)を調べた。新学習指導要領(02年度から)では一つの漢字の書きを2年かけて習う。全国から小中53校1万4562人を選び、例えば5年で習う漢字は、その学年を修了した6年と1学年上の中1に出題した。
 80年(当時の教育漢字996字)と比べ、「書き」の正答率は3年で習う字を除く各学年で0.4〜9.9ポイント上がった。「読み」は1、2、6年の字で下がったが、3〜5年の字で上がった。
 だが読みでは、6年の「町の人から尊(たっと)ばれる」が正答率2.8%(学年修了時)と80年から30.3ポイント、4年の「米(べい)作農家が多い」も0.7%と31.1ポイント落ちた。「こめ作」との誤りが7割を超す。前回出題がなかったものの、6年の「畑に肥(こえ)をやる」は6.3%。「川下(しも)」「川上(かみ)」も大幅に下がった。時代の変化で縁遠い言葉になったようだ。
 6年の「読(とく)本」の正答率は読みが0.8%、書きが1.9%。80年の読み23.1%、書き40.8%から大幅に落ちた。書きでは他に、2年の「空があか(明)るくなる」(正答率75.5%)で15.6%の子が「赤」と誤り、4年の「でん(田)園地帯」(同31.7%)で33.8%が「電」と書いた。6年の「とん(問)屋から仕入れる」(同20.8%)では「豚」も11.5%あった。
 一方、正答率が上がった漢字の一つが「層」。6年の書きで「高そう(層)ビルが建つ」は80年の19.7%から65.4%へ上がった。新聞・テレビでおなじみの5年の「大とう(統)領の演説」は55.6%。「統」は80年に16.6%だった。
 調査を監修した青山学院大の小森茂教授(国語教育)は「漢字の力は落ちていないが、環境の変化を反映して書き言葉と話し言葉がかい離している。家庭で言葉を使うようにしてほしい」と話す。【千代崎聖史、木戸哲】
毎日新聞

がんばれよ、小学生!もっと勉強しろよ。
米作を「べいさく」と読めた人の少なさにびっくり。100人に1人か。すげえ。
「こめさく」って、田舎っぺの名前じゃないんだから。
ただ、発想力はむしろ面白いと思う。
電園地帯ね。秋葉原のことか。
豚屋なあ。牛丼を出さなくなった吉野家のことか。
他には、積乱雲を「積乱運」と書いてみたり。「今日のおひつじ座さんは積乱運です」と朝から言われると、ヘコむよなあ。
何がおひつじ座「さん」だよ。
でも、こういう風に着くずせるのも、基本があってからできるもの。
こんな俺でも心配になる。
とはいえ、書けと言われてもなかなか書けないのも漢字というもの。


学校で勉強できるって、今考えれば、すげえうらやましいことだと思います。