シンバルのおっさん、打ちもらす

チケットを只でいただいたので、クラシックのコンサートに行ってきた。
ちゃんとしたクラシックははじめてでございます。
行く前から大緊張です。
着ていく服とか。
どんな格好をしていいのやらわかりません。
結局、ふつうの服を着ていきましたけど。


まず、びっくりしたのは客層。
フツーだった。
ただ女の子(女性)の感じがちょっと違う。
最悪、セレブみたいな人たちばっかだなあ、と思っていたけど、そこまでではなかった。
だけど、ある種の品はある。いわゆる、ギャルはもちろんいない。
ただやはりちょっと年増だな。


会場に到着。
なんと、おじいさまが優雅にワインを飲んでいるではないか!
ふつう、そういうお店ではコーヒーにサンドイッチじゃないか!
すげえ。
クラシックはすげえ。


ここで、人生ではじめての経験をします。
コートをクロークに預ける。
やったことないし、お金がかかるような気もするし、面倒くさいから、席に持っていこうかなと思っていたけど。
お客さんのほとんどは、コートなんか着てないし。
クロークのお姉さんもこっち見てるし。
思いきって、預けてみた。
結果、ふつうに預かってもらった。
クロークに何かを預ける行為がセレブチックに感じるのは俺だけなんだろうなあ。


開演ぎりぎりに行ったので、席についたらすぐに始まった。
なんか楽器をフェ〜、フォ〜音を出している。
バイオリンに合わせて音を取っているようであるが、何の音か全然わかりません。
私は音楽のセンス、才能がありません。


曲は、マーラーの曲。
第二楽章ニ短調、とかだったかな。
クラシックは、長い。正直、退屈。
観客も寝ている人が結構多かったけど、あれって寝てもいいのかな。
この曲を延々気持ち良く演奏して、寝ちゃダメってことねえよな。


ガイドブックにも書いてあったけど、マーラーは結構おちゃめなところがありそうだ。
ホルンや小太鼓のソロみたいなところがあるが、目の前で弾いているオーケストラで演奏している人は見当たらない。
ステージの外で演奏しているのだ。
この曲はそういう曲らしく、実際トイレで演奏した歴史もあるらしい。
おそらく指揮者をモニタリングしていたのはそういう目的があったからだろうが、指揮棒が見えなくったって別にどーでもいいってことか。


席が一杯だったということもあり、オーケストラの後ろの方に座った。
つまり、ふつうにしていれば観客席が見えるということ。
オーケストラは手前の方が、バイオリンだったりするのだが、私の席のすぐ下はパーカッション。
後ろの方に追いやられているわけだから、地味である。
楽器の数の割には人数が少ない。
主に受け持っている楽器は一種類だが、忙しかったりすると、かけもちもする。
耳で聴いている分では同じティンパニーだが、数分前と違う人が叩いていたりする。
結構後ろの方で大変なのだ。


しかし、出番はめっぽう少ない。
バイオリンたちは90分ずっと手を動かしているが、パーカッションは半分はヒマそうだ。
みんな一生懸命やっているのに、後ろの一列は黙って座っていることもよくあった。
演奏しろよ!
マーラーもその辺のところを考えて曲を作りなさいよ。


マーラーのもうひとつダメなところ。
合唱隊を100人近く集めておいて、歌うのたった5分ってどういうことよ。
しかも、「ディンドン、ディンドン」くらいしか歌ってないよ。
みんな忙しいとこわざわざ来てるのにそりゃねえわ。
人件費もかかるし。


驚いたのはやはりパーカッションの人たち。
ふつうにしてると、眠くなってしまうので、パーカッションばっかり見ていた。
タンバリンも使っているのだが、あんなに叩き方があるなんて驚きである。
ただ真ん中を叩いてチャリンチャリンじゃないのだ。
ティンパニも曲の間に何度も「バチ」を換えているのだが、どれも同じバチに見えるのだが、たぶん素人にわからない違いがあるのだろう。


で、すっげえ面白かったのはシンバルのおっさん。
まず、見た目ですでにナイスキャラ。シンバルがめちゃくちゃ似合う。
あのおっさんにバイオリンやクラリネットを担当してもらいたくない。
適材適所。あのおっさんはシンバル。
シンバルも全然出番がない。大半は座っている。
そして、チャンス到来。2回ほど叩いて、もう一回座る時の哀愁を漂わせているような、なんともいえない脱力感的な座り方がまた良い。
ひとつの楽章が終わりそう、クライマックス、シンバルも叩きまくり、最後シンバル叩いて終わりって時に、ちょっと叩きこぼしたところが、ツボに入ってしまった。
思わず声を出しそうになった。
ちょっとー。出番少ないんだからー。お願いしますよ。


あまりクラシックになじみがなかったけど、来て良かった。
意外と後ろも大変なんだとわかった。
シンバルのおっさん、ありがとう。
叩きっぷり、見事だったぜ。

地元プンプン、公募無視の南セントレア市とは…
 えっ南セントレア?それどこ??南洋の島国???実は来年3月発足をめざす愛知県美浜、南知多両町の合併協議会が決めた新市名。公募しておきながら応募作は採用せず、来月開港する中部国際空港の愛称にちなんで同協議会が28日までに独断で決めた。南アルプスならともかく、「歴史や文化を反映していない」と早くも地元は反発、実現まではいろいろありそう。

 愛知・知多半島南端にある両町は、どこの国かもわからないハイカラ過ぎる市名でドエリャー騒ぎの予感に包まれる。
 「セントレア」は来月17日開港の中部国際空港の愛称。英語で中部の意の「セントラル」、空の「エア」からの造語。
 来年3月合併をめざす美浜町南知多町は、新市名決定手続きとして、まず先月1−20日に一般公募した。全国から334件の応募(有効329件)があり、「南知多市」が70件で断トツの1位。2、3位は漢字の「美南市」で、読みの内訳は「びなん」27件、「みなん」14件。「セントレア」なんて皆無だった。
 1位を選べば話は簡単。しかし合併協議会は公募候補は「参考にすぎない」と切り捨てる。
 今月17日の同協議会第2回会合で、26人の委員が1人3件ずつ提案し、1位10点、2位5点、3位1点で計算した結果も1位は123点で「南知多市」。だが、2位に108点で「セントレア市」、6位に15点で「南セントレア市」。そして9位は10点で「遷都麗空」。これで「セントレア」と読ませるという首をかしげたくなるものも。
 とにかくセントレア関連で計133点になったことから、うちわで話し合い「中部国際空港の南に位置するから南セントレアにした」という。
 「世界に羽ばたく大々的飛行場にあやかり、世界にアピールできます。開港や愛知万博開催でさらに注目もされます」と協議会事務局は自画自賛するばかりだ。
 だが反発も大きかった。抗議は28日までにメール20件、電話30件超。「歴史、文化とのつながりがなく唐突」「片仮名でピンとこない」…。
 新自治体名は当該市町村議会と所在の都道府県議会の議決を経たうえで国に届け出ればOK。総務省は「地元の判断で決まったものですから(名称への)制限は特になく、過去に却下の例もない」と説明する。
 とはいえ日本地名研究所理事の村上直氏(79)は「セントレアでは郷土への愛着がわかない。地名は歴史や地理を背景に十分検討しなくてはならない」と指摘。地元関係者も「新空港や愛知万博で浮かれ過ぎているのは? 誰もがなじめる名前ではない」と批判する。
 「セントレア」は中部国際空港会社の商標登録。商標法上は自治体名使用も可能だが、同社も「愛称が認知され喜ばしいが、想定しないことで困惑している」と話す。
 両町は来月27日、18歳以上を対象に合併是非を問う住民投票を実施すが、事務局は「新市名の撤回はない」と強硬だ。

面白いわあ。
いろんなことが面白い。
寒いね。
遷都麗空」は意味分からん。暴走族じゃないんだから。当て字にもほどがある。
何にせよ、ネーミングセンスのなさは細木数子並み。
いっそのこと、細木先生にお願いしてみたら。


ランク王国を見ていたら、世間の女の子はよくわかってないな。
リアクションの上手い芸人1位って青木さやかって。
2位がさんまさん。
他にも、さまぁ〜ずの三村さんだったり、劇団ひとりだったり。
リアクションって意味通りの「反応」じゃないと思うんだけど。
ダチョウ倶楽部上島竜兵師匠が10位とは…。
困ったなあ。
小学生が漢字読めないのと同じくらいショックです。