北海道→鶴瓶師匠

北海道にいると、東京の情報はまだ手に入りやすいが(一応、東日本だし)、関西の情報は特に疎い。
テレビで言うと、「探偵!ナイトスクープ」と「痛快!明石家電視台」は、何週か遅れて放送される。
きらきらアフロ」もそうか。
しかも、関西地方にしか出ない地元密着タレントが多い。しかし、北海道にいては見ることが難しい。
正直なところ、やしきたかじんさんと円広志さんの区別がついていません。すいません。
ナイトスクープで言うところの立原啓裕さんや長原成樹さんも何をしている人なのかよくわからない。
タージンさんも今日はじめて写真で見た。
関西の人はびっくりするかもしれないが、北海道と関西の距離はこんなものだと思う。
アンケートしたら、タージンさんの認知度は聞いてかわいそうになる回答だと思う。


一度、MBSラジオの「ヤングタウン」を聴いてみたかった。
ニッポン放送オールナイトニッポンはネットされているが、ヤンタンは聴けない(はず)。
しかも、明石家さんまさんや笑福亭鶴瓶師匠が今でもやっていることが、北海道人には驚きなのだ。
大御所だから、ラジオなんてやらねえだろうと。頭の中にテレビ>ラジオという図式があります。
かといって、大阪に知り合いなんていないし、機会があればいつの日か出会うだろうと思っていたら、なんと鶴瓶師匠の番組は、ホームページ(http://mbs1179.com/yan_sun/)で聴けるではないか!
一部だけかと思ったら、ほぼ全部聴けるようだ。
これは毎週聴くことにしよう。
試しに一週分だけ聴いてみた。


鶴瓶師匠はあらためてすごい人だと思った。話が面白い。落語家というより、まさに噺(はなし)家。
言ってしまえば、世間話だ。「きらきらアフロ」だって考えてみれば、鶴瓶師匠の一週間の出来事の報告会だ。
でも、話を聴くと実に面白い。誰が見たってすげえ笑い話もあるが、そんな大したことのない話でも、鶴瓶さんにかかると面白くなる。
これが不思議だ。
素人さんの世間話なんて聴きたくないが、鶴瓶師匠の世間話は聴く価値がある。
私が聴いたその一回は特別だったのかもしれないが、最初から最後までフリートーク
原稿もおそらくないだろう。鶴瓶さんの思ったことを話している。
こんなことはなかなかできない。すごいことだ。


段取りがなくても、ちゃんと番組になるからまたすごい。
NHKテレビでも、番組を持っているが、ほんとに行き当たりばったり。
大御所なのに。素人のいじり方も実に愛がある。
違う番組だが、中村勘九郎さんとの対談番組で、とある町中でただ飲み歩いているの。
で、全然知らないおっちゃんと意気投合して、お酒飲んで世間話。
一応、スタッフの中では段取りがあったようだが、二人は敢えて外したようだ。
私がスタッフだったら、めちゃくちゃ気を遣いますよ。大御所二人にこんなテキトーなことやらせていいのか、と。
でも、二人は暗にそのテキトーさ、行き当たりばったりの面白さを、若いスタッフに伝えたかったようだ。


あの自由気ままさ、見ている人聴いている人にも価値がある自由さ。
悪瓶」と言われたり、若手芸人からもいじられるが、やっぱりすごい人だと思う。
終わりつつある若手お笑いブーム。はたして、そんなおっちゃんが生まれるかどうか。
しかし、あこがれるなあ。

植草元教授に懲役4月、手鏡1枚没収求刑
 女子高生のスカートの中を手鏡でのぞき見しようとしたとして、東京都迷惑防止条例違反の罪に問われた早大大学院元教授、植草一秀被告(44)の論告求刑公判が21日、東京地裁で開かれ、検察側が「懲役4月、手鏡没収」という求刑をした。検察側は植草被告が女子高生らに対する「強度の性的嗜好(しこう)を有している」と主張、弁護側は「誤認逮捕だ」と全面対決のまま結審した。3月23日に判決が言い渡される。
 検察側が「被告は懲役4月、手鏡1枚没収に処するのが相当」と厳しい表情で求刑すると、スーツ姿の植草被告は目を見開いて前を見つめた。懲役4月に加え、手鏡没収という求刑に、犯行を否認している被告への有罪を強調する意図がうかがえた。
 最終意見陳述が行われたこの日も、法廷には激しい火花が散った。検察側は、犯行を補完する目的から、冒頭から植草被告の「特異な性的嗜好」について厳しく指摘。「自ら購入した女子高校の制服を着用させた女性のスカートをのぞき込むアングルの写真を多数撮影し、携帯電話に入れて持ち歩き、盗撮DVDなどを多数所持していた。スカートの中をのぞき込むことに平素から格別の性的嗜好を持っていた」などとした。
 植草被告が事件を全面否認していることに対しても「明白な虚偽の弁解をしている。苦し紛れで荒唐無稽(むけい)な弁解で、信用できない」。「特異な性的嗜好は根深く、再犯の恐れが極めて高い。大胆、卑劣、悪質で常習性もうかがわれる。破廉恥な動機に酌量の余地はない。反省の情はみじんもない」と強い口調で述べた。
 弁護側も応戦した。性的嗜好については「携帯画像や自宅から押収したものを詳細に暴露しようという検察の意図があるが、著名人の私生活をいたずらに暴露して、悪性の高い人物と印象付けようとしている」と反論。昨年、4月8日の逮捕当日、JR横浜駅から追尾して都内の品川駅エスカレーターで現行犯逮捕した神奈川県警警察官に対しても「まるでストーカー行為。いたずらに功を焦った警察官による誤認逮捕。被告がたびたびテレビに出る有名人だから、功名心があったと疑いたくなる」と批判した上で「無実は揺るぎない」と自信をのぞかせた。
 最後に証言台に立った植草被告は、用意した紙を手に「無実、潔白です。私は法令順守を行動の基準としてきた。法の正義に照らし、正しい判断を下されるよう、お願いする」と大熊一之裁判長を見つめ、はっきりとした口調で陳述。逮捕直後、容疑を認めているとされた件については「警察官から強い利益誘導を受け虚偽の調書作成に同意してしまい、大変軽率なことをしたと反省している」とあらためて説明した。
 植草被告は閉廷後、地裁内で笑みを見せる余裕も。判決は3月23日に言い渡される。
http://www.nikkansports.com/ns/general/p-so-tp0-050221-0018.html

手鏡1枚没収って何だ?