怪獣は斬り落とすに限る

DVD ウルトラセブン Vol.12』を見たことで、ウルトラマンウルトラセブン帰ってきたウルトラマンの全作品を見たことになる。
ひとつ気づいたことがある。
3人とも宇宙人なのに、地球を助けていただいて言うのは悪いが、彼らは宇宙人や怪獣をかなりむごい殺し方をしている。斬り刻むのである。CGではないので、不思議なことに手作りな方が余計リアルに見える。
比較的有名なのは、バルタン星人だろう。
怪獣1 宇宙忍者バルタン星人
頭を向けて飛んでくるバルタン星人に、ウルトラマンは八つ裂き光輪を投げつける(だいたい、この名前自体ヒーローの技と思えない)。ちょうど頭の割れ目から股間に向かって、まさに一刀両断、すぱんと真っ二つに切れる。
他にも、腕を斬り落としたり、一番多いのは頭を斬り落として殺すのが多いが、その後、彼らは空を悠々と飛んでいくからいいが、残った死体を処理する人間を考えると、とても気持ち悪い。
一番ヒドいのは、首と両手を斬り落とし、残った胴体に光線をぶち当てて大爆発させるのである。死んでるっちゅうの。
そもそも、宇宙人の円盤や基地を光線で焼き払ったりしているが、わずか数秒のシーンで何十万人の宇宙人が死んでいることか。
ウルトラマンが地球人の味方でほんとよかった。


現在は、ウルトラマンマックスが地球を守っているが、CGなので不思議と現実味がない。光線で怪獣を大爆発させても、画面から怪獣が消えたとしか思えない。そこでほんとに大爆発を起こさないと興奮しないのである。
人間は切り刻んで殺してはいけないが(まして、それを電波にのせて放送するなんて)、怪獣は斬り落とすに限る。首を斬り落とされ(切り口もリアル。だけど、血は噴き出しちゃいけない)、立ちすくんでいる怪獣が数秒後、どーんと倒れる。これがいいのである。


しかし、「残酷だ」「子どもに悪影響だ」という意見で、今はこの殺し方はダメなのかもしれない。だが、今の大人は、ウルトラマンに殺された宇宙人や怪獣を見て育ってきたのだよ。

ウルトラマンもうっとり…満島ひかりがDVD発売
TBS系「ウルトラマンマックス」(土曜前7・30)にエリー役でレギュラー出演中の満島ひかり(19)が24日、18日に発売した写真集「あそびましょ。」のメーキングDVD「ゆっくりお茶でもしませんか」を発売する。
写真集と同じく高知県で撮影。青空の下ではつらつとした健康ボディーを水着に包んで披露している。満島は「すてきな自然とすてきなスタッフに恵まれて、お気に入りの作品ができました。最高の一冊です」と自信たっぷりにPR。27日午後1時から東京・新宿の福家書店新宿サブナード店、同5時から東京・秋葉原ラオックスアソビットシティでイベントを開催する。(http://www.sanspo.com/geino/top/gt200508/gt2005082407.htmlより)

こういうのを子どもが見たら、ショックを受けるんじゃないの?せめて、シリーズを終えてからとかさあ。
秋葉原のイベントかぁ…。