夏の終わりはド派手にいこうぜ/アニソンよ、永遠なれ

我が家というか、家の近辺(?)で恒例のイベント、近くの男子高校の花火大会が今日あった。
学校祭のイベントらしく、結構住宅街の真ん中にある場所なので、近づこうと思えば、かなり迫力ある花火が見られる。
自宅から1キロくらい離れていても、満足な大きさで見られる。
大きな花火大会といえば、札幌では、豊平川の花火大会くらいしかなく、しかも、7月に3週連続で終わってしまうので、夏が短い。
しかし、家の近くの高校では、すこし遅れて花火を打ち上げるので、この花火大会を見ると、夏の終わりを感じる。


しかしながら、今年は随分時期が遅かった。もしかしたら、無くなったのかと思ったが、テレビを見ていたら、あの音。2階に上がって、部屋の電気を消して見た。
台風は通り過ぎたものの、外は雨、風。しかし、決行したらしく、15分間くらい打ち上げた。
それにしても、どういうわけか、今年は豪華だった。豊平川にはさすがに負けるが、時間単位で言えば負けないくらい打ち上げていた。花火は一発でも結構な値段がするが、どうやら、今年はお金をかけたようだ。
私はその高校の出身ではないが、小学校からの友人にその高校出身者がいる。卒業した後にいろんな話を聞いたが、男子高に行かなくてほんと良かったと思う。共学に通うと麻痺してしまうが、性欲満タンの10代男子が監獄みたいな学校に閉じ込めておくのは良くない。
幸い、その男子高はすぐ近くに女子高があり、学校祭は「かきいれ時」らしい。
今夜、空高くあがった花火を高校生は誰と見たのだろうか。
俺にもそんな青春時代があったが、今は今で幸せだ。まあ、今考えれば、もっと遊んでおけば良かったな。良く言って「硬派」、普通に言えば「恥ずかしがり」、悪く言えば「引きこもり」な俺は、今も昔も変わらねえ。


BS見てたら、アニメソング大全集なるものが放送されていた。全然アニメに興味ないけど、すげえ面白かった。
まず、素直にすごいと思ったのは、水木一郎さんとささきいさおさん。この二大巨頭が、「アニソン」という音楽のジャンルを作り、支えていていると言っても過言ではないだろう。
二人とも相当ベテランだが、相変わらずパワフルなライブで、いい声だし、歌が上手い。そして、不思議なのが、声が変わらない、若いのである(ささきいさおさんは髪も若いと言ってはいけない)。
女性歌手も歌っていたが、これがどうも。声は若くて、すごいと思うのだけれど、顔はおばさんだから変なギャップがあって気持ち悪い。しかも、格好もヘンだから、どうしていいのか。
しかし、彼ら彼女らの歌声を聴くと、現役で活躍しているのだろう。地方でツアーなどもやっていそうな、こ馴れている感じだ。
だけど、名前は伏せるけど、一人だけ、無理矢理オファー受けちゃったんだろうなあ、っていう女の人いたわ。普通に専業主婦やってるんだけど、断りきれずにテレビで歌っちゃったんだろうなあ。下手なのである。音も取れていないし、声も出ていない。
でも、ある意味では、これは偉いことだ。自分の歌は自分で歌う。番組は、もちろん、オリジナルの歌手が出てきて歌うのだが、半分くらいの曲は、出ている人たちが勝手にカバーしているので、無理がある。というか、残念だ。違う曲なのに、キン肉マンにしか聞こえなかったり、ドラゴンボールにしか聞こえなかったりした。ぜひ、オリジナルで聴きたかった(というか、「THE 夜もヒッパレ」状態だったぞ!)。
あと、NHKホールで収録したので、お客さんも入っていて、ほとんとが年輩層だった。中には、現役の子どもがいたが、全然盛り上がっていないのが面白かった。
当時、アニメソングを受け持った時、まさか、2005年にもなって、自分で歌うなんて思ってないだろう。今のアニメもそうだが、いったいどれほどの音楽が後世にまで残っていくのだろうか。