パイオニア・笑福亭鶴光の遺産

「海外に」→「貝が胃に」 漢検、変換ミス年間賞を発表
 日本漢字能力検定協会京都市)は15日、文字の変換ミスを対象に昨年7月から行った「漢検『変漢ミス』コンテスト」の年間変漢賞を発表した。月間賞22作品の中から、インターネットによる一般のオンライン投票の結果、「今年から貝が胃に棲み始めました(正しくは、今年から海外に住み始めました)」が選ばれた。
 この作品は、念願だった海外移住を実現させた魚介類好きの友人からのメールだったという。
 人気の高かった作品では、車で移動中の助手席から目的地にいる友人に送ろうとしたメール「寄生虫で重体だ(規制中で渋滞だ)」。「政界はお金です(正解はお金です)」はイベントのクイズコーナーの問題を友人と考えていた際の誤変換。「『同棲しよう!』…でも家なかった(『同棲しよう!』…でも言えなかった)」は、プロポーズできなかった彼女に何とか気持ちを打ち明けようとしたメールだった。
 このほか、「うちの子は時価1000円でした(うちの子は耳下腺炎でした)」、「チクリ苦情大会(地区陸上大会)」など、同じ読み方でも意味が全く異なるユニークな作品が上位を占めた。(京都新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000053-kyt-l26より)


大学の時、文学部だったので「現代における日本語の問題」みたいなテーマでこういう授業やレポートやったなあ。
で、カタい大学の先生がプリントかなんかで、こういう変換ミスを取り上げるわけだ。
そこで、どういうわけか、学生たちが笑い出す。
あれが耐えられなかった。


こういうの面白い?全然面白くないと思うんですけど。ましてや、こんなの見て笑い声は出ないと思う。
きっとIQが高かったり、学がある人は面白いと思うんだけど、俺はそういう種族じゃないから、全然面白くない。


まず、いかにもネタくさい。狙った感が強い。
そして、ほんとにパソコンやケータイに打ち込んで試したのか?どーも、人間が勝手に創作したような気がしてならない。今、私が打っているパソコンに実際打ち込んだら「きせいちゅうでじゅうたいだ」と「ちくりくじょうたいかい」以外はしっかり正答を出した。しかも、きせいちゅうは「帰省中」となったくらいで、使用頻度で考えてもどっちも正答と考えられる。
今のパソコンは、そんなに頭悪くないぞ。


この程度の類いのことは、パイオニアがいる。笑福亭鶴光師匠だ。
師匠はすでに「あそこくさいまらそん」「おうめこくさいまらそん」「おまーんこくさいまらそん」という名言を残している。こっちの方がめちゃくちゃ面白い。
「あそこくさいまらそん」である。「おまーんこくさいまらそん」である。
ぜひ小さい子は、ケータイに入れて変換するように。