炊飯器肉まん大作戦

今日は炊飯器で肉まんとあんまんを作ってみた。インターネットで検索すると、いろいろと炊飯器レシピがあり、すぐに検索できた。
とはいうものの、そんなに簡単にできるのだろうか。炊飯器だって、新旧、各社たくさんある。だいいち、素人が作ったレシピで完璧にできるとは思えない。炊飯器だって、米を炊くために作られた機械なのである。


足りない材料を買ってきて、計量する。私は皮係なので、皮を作る。
ここで面倒なのは、数字を揃えること。レシピには、5合炊用炊飯器で4人用で書かれているのだが、うちの場合は3合炊で2人用だ。こうなると、例えば、ドライイーストなんかは6グラムになる。最小目盛りが5グラムのうちのはかりで、1グラムをどう表現すればいいのだろう。
こんな感じだったので、粉のバランスが崩れ始め、また、こねすぎたので、やたらにコシが出た。肉まんの皮のにおいはするのだが、ほんとうにうまくできるのだろうか。


あんまんも作るので、半分にちぎり、中身を詰めて、炊飯器で蒸す。30分で早炊きして、ふたを開けると、なんと。
うまくできている。ただ、皮の薄いところから、肉汁が漏れてしまった。また、蒸すために入れた水が多かったらしく、底がちょっとべちょべちょになってしまった。しかし、味は肉まんそのもので、とてもおいしかった。


この企画は、カミさんがもともと肉まんを作りたい!と言ったことから始まったのだが、真の目的は肉まんではない。俺は、あんまんが食べたかった。


私は大の甘党。中華まんなら、肉まんよりあんまん。肉まんもおいしいが、どっちかといえば、あんまん。クレープも、中に料理を入れるものがあるが、あんなものは邪道である。クレープは、中に甘いものを入れるからクレープなのである。


最初の肉まんは、いわば噛ませ犬だ。その失敗を生かして、よりおいしいあんまんにするために、わざと最初に肉まんを作らせたのだ。


しかし、ここで後攻ならではの失敗が出た。皮を作ってから時間が経っているので、皮が発酵してしまった。肉まんの皮と明らかに違う。色が変わり、体積が増えたのだが、そのぶん軽くなり、柔らかくなったのだが、皮が伸びなくなった。
ゆであずきをたっぷり包んで、水の量を減らし、さっきと同じように蒸してみた。


蓋を開けると、ちょっと無残になっていた。あんこがだだ漏れしていた。しかし、あんまんはあんまん。おいしそうだ。
しかし、肝心なことを忘れていた。あんまんは甘いものだ。皮には塩が含まれているので、中身は甘いのだが、ちょっとヘンだった。酒の風味もちょっと強い。


あんまんもにくまんも同じ皮だと思っていたが、実は違った。今日は、どっちもおいしかったが、どちらかといえば、先攻の肉まんがおいしかった。私の作戦はあまり良くなかった。